パンジーとビオラ

分類:スミレ科
学名:Viola × wittrockiana

パンジーはヨーロッパに分布する数種のスミレ類を掛け合わせてできた園芸植物です。通称でサンシキスミレと呼ばれることもあります。
開花の早い品種は、8月末にタネをまくと11月頃から咲きはじめ、翌春まで楽しめます。夏を越して毎年花を咲かせることもありますが、高温多湿が苦手でおおかたは梅雨前に枯れてしまいます。花壇やプランター、鉢植え、ハンギングなど用途は幅広く春花壇には欠かせない植物で、非常にバラエティーに富んだタネや苗が出回ります。
ビオラとパンジー
小振りな花が群がるようにたくさん咲く品種を一般的に日本ではビオラと呼んで区別しています。実はパンジーとビオラには客観的な違いはなく、その境界線は曖昧です。
一説にはビオラ・コルヌータをルーツとする品種グループが「ビオラ」ともされますが、パンジーとビオラを掛け合わせた品種もあり、その説だけでは一概に区別しづらいです。見た目でそれとなく分けている、と言うのが現状のようです。

開花期 11月~5月
主な用途 鉢植え 庭植え
草丈  20cm~30cm
耐寒性 強い